昨年は、チチカカ湖畔の情景をご覧いただきましたが、
今年は、一転してヨーロッパ。
右の写真はローマのコロッセオです。
ご存じのように、コロッセオはローマの剣士が戦った闘技場。
映画では、ライオンと奴隷の戦いなどというのもありましたが。
そこかしこに点在する2千年の遺跡は、兵どもが夢の後、諸行無常を語っているのでしょうか。
むしろ、まあ、こんなモノよという楽観的な態度で、しっかりと居直っているようでもあります。
アリスが追って行ったのは、不思議の国のウサギ。
なかなか生意気そうな顔で、ニンジンをかじっていますが、
彼らの一つだけ良いところは、走り続けても進みも退きもしないこと。
金バッジをつけたウサギは鼻持ちなりませんが、
一生懸命、シニカルに走り眠る様は、結局は究極の楽観です。
すくなくとも、消えてしまう猫よりはいいじゃないですか。
そういえば、夏に行った屋久島の縄文杉も、悠揚迫らざる様子で、居眠っていました。どすこい、どすこいです。
写真は、ボルゲーゼ公園で見た夕焼けです。
<昨年の総括>
東大歌劇団には、その点で足を向けては寝られません。
手作りの日本語歌劇上演を、ドン・ジョバンニとアイーダの
二つ経験して、音楽の経験の重要さを改めて確認しました。
もちろん、若い人との共演も良い経験です。
実際の仕事は、ほとんど学生さんが自分たちでやってしまいます。
巷に溢れる「若者」が、いかに偏った人たちであるか、
私は知っています。
で、今年は、さらに歌劇に挑戦です。
フルート・デュオの演奏もあります。
スケジュールをご覧下さい。
片道4時間の行程の終点で、柵の向こうに悠然と昼寝をしている縄文杉(→)も良かったのですが、
それ以上に、上を切り取られつつ、大きな室を残して、
わき水を中から湧かしているウィルソン株(↓)に、連綿と続く
生態系のモデルを見ているようで、感心しました。