暫時新顔です



長野のホームセンターの自動ドアの向こうで啼いていました。
よほど寂しかったのでしょう。
聞けば6ワンころ兄弟(姉妹)が
次々に引き取られ、最後に残ったのが
この子だったのです。

惹きつけられる人が何人もいて、

幾つかの家族と競争の末、
親戚に引き取られることを条件に暫く
子犬を預かることになりました。


名前は<ルル>ということにしました。
なぜかラ行であることは最初から決まってしまい、
まずは<ララ>。
これは原作者のパステルナークとデビッド・リーンに
敬意を表して、ヒロインの名前を永久欠番としました。

次は、<リリ>
泣いてばかりいる歌手や、寅さん最後の恋人がいました。
これも永久欠番。

実は、<ルル>も風邪薬とか、ベルクのオペラとか
事例には事欠きません。
ちなみに、わたくしはルルよりもヴォツェックの方が
ルルよりもパブロンの方が
好きです。・・・・・関係ないか。

そして、<ロロ>というのは、わたくしの30年前に
飼っていた愛犬で、これも永久欠番。


こうなると、<レレ>しかないではないですか。
危うくレレが名前になりそうでした。
しかし、これも
レレ=”レロレロ”=ニャロメ=猫
という4段論法にあえなく破れました。

結局、永久欠番でないルルが残りました。
まあ、よく考えると、余りまともな理由はありません。

我が輩は犬である。名前は適当にルル。
でも、この子は雌でした。


とろろで、素性は元の飼い主へのインタビューで
明らかになりました。
ルルの父親は、甲斐犬。
昔、偉い博士が、「かいいぬ」では紛らわしいと、
読み方を「かいけん」としたそうです。
しかし、「会見」も「懐剣」も「改憲」もあるよな・・・
などと考えるのは、素人だそうです。
甲斐犬は、日本固有種である6種の日本犬のひとつ
なのだそうです。

大したものです。
しかし、母親は全く異なる素性でした。

母親は、シベリアン・ハスキーとシェパードの混血。
結局、ルルは国際派の先端を行っているのでした。
どちらかというと、
「勇猛果敢、二主に見えず」という日本犬の魂より
こちらの方が好ましいのですが。


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