注)本百科事典は、べべとレオの思いつきの集成です。
くれぐれも、真実がここにありなどとは思わないように・・・・・
WukiWuki-Pedia for Bebe&Leo
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Ray Bradberry レイ・ブラッドベリ
Bebeのお気に入りの米国の作家。HPの秋、特に10月にに力が入るのも、そのため。『タンポポのお酒』を読んで、新しいスニーカーを履いて草原に飛び出す少年を夢に描いていたが、息子レオの傍若無人ぶりに、夢を壊されてそれ以来ブラッドベリに不信を抱くようになった。レオは、『Something Wicked is come』を読んで、夜暗くなるとおしっこを我慢して寝るようになった。なお、テレビ化された『火星年代記』は、失敗作。やはりブラッドベリは、詩的な文章で読むのが一番。しかし、火星年代記は、『火星夜想曲』(Desolation Road イワン・マクドナルド)というオマージュの名作も生み出しました。いつまでも生きててね。

Fredric Brown フレドリック・ブラウン
Leo ;僕のお気に入りの米国の作家。だって、作品の多くが短いショートショートなんだもん。授業の途中に教科書の間に挟んで、2つ、3つの話を読めるんだ。中学の授業中に、随分と暇つぶしになったんだ。
一番好きなのは、『Angel-worm』って話。神様のタイプライターが壊れて、ミミズに天使の羽が生えてしまう話。主人公は、名前を間違えられて予定外で死んじゃうんだ。『スポンサーから一言』ってのは、ブッツァーティーっていう人の『1980年の悪夢』と同じように、世界の戦争が宇宙からのメッセージでなくなってしまうっていう話なんだけど、こっちの方がずっとスマート。捻くれたヨーロッパ人と、脳天気の米国人の違いかな。

Bela Bartok
Bebe;パパの酷い音楽の趣味の中で、バルトークだけはまあまあね。
Leo ;どうして、僕には皆同じに聞こえるけど。
Bebe;あなたの耳にはダニが入っているんでしょうけど、少なくともバルトークの音楽にはメロディーがあり、ダンスがあるわ。バルトークはハンガリーの地方の舞曲の旋律を集めて素材としているの。
Aki ;ダンス大好き。
Karen;このまま行くと、チャイコフスキーの二の舞になるから口挟むけど、リズムと音響空間の両方で、バルトークの音楽は特別だわ。弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽や2つのパーカッションのための音楽。自分が聴き手ながら、音響の操作をしているような気持ちになるの。
Leo ;残念、金平糖は踊らないのか・・・・・・

・Pierre Boulez

Bebe;ブレーズって、前衛作曲家らしいんだけど、家にCD随分あるわね。指揮者として、パパが評価しているらしいの。
Karen;昔、昔の雪の日の話をパパがしてたわ。東京が大雪で、電車が止まって、NHKホールはガラガラだったらしいわ。そこでドビュッシーの遊戯、自作のマデルナの思い出という初演曲とストラビンスキーの火の鳥を演奏したそうよ。
Bebe;火の鳥が組曲だと思っていたら、全曲だったという話ね。なかなか終わらない曲に不安になったらしいわ。あんまり音楽自体を聴いていないんじゃないかしら。
Karen;パパは、その頃出た全曲のLPレコードを聴いて、初めて全貌を確認したらしいわ。主客転倒の気味があるわね。
Bebe;やはり音楽経験の未熟さがあると思うわ。パパが理論家ブレーズの発言で感動したのは、「オペラハウスを爆破せよ」という下り。その後、ホテル・ニューハンプシャーという映画で、ナスターシャ・キンスキー達がウィーンのオペラハウスを爆破しようとするんだけど、実際にはブレーズがオペラを演奏するようになるわけ。理論と実践が合わないのか、どちらかが進化しているのか。
Leo ;フランスの人って、余り知らないけど、理屈っぽいよね。芸術家は、僕みたいに、感性で生きなくっちゃ。
Bebe;あんたのは勘性、勘定、生活の慣性ね。閑静にしていないと、管制するわよ。

・ホルヘ・ボルヘス
Leo ;この人、親近感あるなぁ。
Bebe;何を言っているの?あんたとは似ても似つかない、20世紀の知的な巨人だわ。日本も含めた文化的、哲学的な知識を小説や評論で表現した人よ。
Leo ;知ってます。僕が気に入って、芸術的な感性が一緒だなと思う作品が『ブストス・ドメックのクロニクル』っていう作品。架空の芸術作品の批評集なんだ。ビオイ・カサーレスという人との共著だけど。
Bebe;ビオイ・カサーレスって、『豚の戦記』を書いた人ね。数十年前に、高齢化社会の社会変動を思い描いたところが凄いわね。ボルヘスの批評は、その時代や文化の深層と照らし合わせながら書いているところがあって、とても太刀打ちできないと思うわ。
Karen;架空の芸術作品の批評って、スタニスラフ・レムも書いていたわね。芸術の起源から創作して、それを自らの視点で批判しなければならないから、力仕事ね。
Leo ;お目々も不自由で、力仕事は無理だと思うけど。
Aki ;父ちゃん、黙っていた方がよいよ。わたしは『悪党列伝』ていう題名に惹かれて読んだんだけど、知らない人ばかりでちょっと手こずった。吉良上野介は、その後の歌舞伎や講釈の題材を提供したことで、本当はいい人だと書いてあった。
Karen;まぁ、ちょっとずれてるけど、レオよりだいぶましね。わたしは、ボルヘスの『続審問』を読んで、初めて緋文字のテーマが分かったわ。それまでは、いやな奴と偏屈な奴、駄目な奴しかでてこない、いやな小説だと思っていたけど。
Bebe;ボルヘスっていう人は、明らかに物事は簡単にこうです、っている考え方は嫌っていたと思うわ。現実は、現象がどうであれ、複雑で多義的。それを腑分けして、一つの可能性として提示する、それが自分の役割だと思っていたのではないかしら。
Karen;レオの対極ね。レオには、美味い物と食べられない物の2分法しかないもの。

・文芸座
Leo ;池袋の地下に、穴蔵みたいな空間があったって。ヱタ・セクスアリスって何?
Bebe;子供には不要な知識よ。パパの言っているのは文芸地下で、日本映画を上映していた映画館。文芸座には地上の洋画の映画館と、演劇をやる小劇場が併設されていたらしいわ。
Aki ;パパはそこで何してたの?
Karen;子供は知らなくてよいの。
Bebe;まあまあ、そんなに悪い事じゃないのよ。当時の日本映画は、ATGなんていう前衛的な映画を撮って配給する会社があって、時々成人でないと見ることのできない映画があったの。パパは、高校生の時、時々潜り込んで見ていたんですって。
Karen;未成年がそんなことしちゃ、いけません!
Bebe;パパのん十年前の話だけど、高校を昼に出て夕方のクラブ練習が始まるまで、100円でラーメンを食べるか、文芸座で3本立ての映画を見るか、毎週考えていたそうよ。
Karen;3本立て100円は安いわ。でも、全部見たら疲れそう。それにしても、パパの思考回路もレオとどっこいね。
Leo ;それは誤解だ。僕なら迷うことなくラーメン。もっとも僕は父親だから、パパと違って成人映画を見ても良いんだ。
Bebe&Karen;問題は精神年齢なの!

・ビルカバンバ
Karen;この響き、なんか木製の打楽器を連想するけど、パパが大好きな言葉の一つね。
Bebe;16世紀の前半、インカ帝国がスペインの侵略軍に圧されて逃げ込んだジャングルの中の都市の名前よ。100年前にハイラム・ビンガムにマチュピチュが発見されたとき、最初はビルカバンバだと思った人も居たそうよ。
Leo ;そのシシカバブーみたいな都市は発見されたの?高野さんっていう人の写真集もあるけど。
Bebe;昔のことだから、はっきりはしないのだけれど、おそらくそうだと思われる都市遺跡は見つかっているわ。ただ、スペインの支配が強固になるにつれて、何度もインカ皇帝一行は移動しているみたいだから、仮の都の内の一つということね。
Karen;問題は、そこにインカの金銀財宝が沢山隠されているという話ね。
Bebe;スペイン軍がインカ皇帝・アタワルパを捕まえて処刑しようとする時、部屋いっぱいの金銀財宝が国中から届けられて助命嘆願されたというのが、その話の出発点ね。確かに、金銀の生産から細工の技術まで、インカ帝国の中にはシステムができていたの。国中に、そうした財宝はストックがあったと思うけれど、皇帝も宗教儀礼の場などに少しは貯めていたでしょうね。何より、軍事的な出費に備えた財源は持っていたはず。でも、どれだけ抵抗軍がそれを持っていたかは定かではないの。むしろ、スペイン軍との本格的な戦争以前に制圧されてしまったので、財宝を集めて移動し隠す時間はなかったのではないかしら。
Karen;Museo de oro(黄金博物館)の内容などを見ても、財宝は金銀という素材もあるけど、その加工によって価値があると見なされていたと思うの。スペイン人は、それを全部溶かして延べ棒にして本国に送ったらしいから、価値観が違うのよ。
Bebe;そうそう。そのために16世紀のスペインでは、史上初めてインフレーションが起こったの。
Leo ;やっぱり価値観が間違っているよね。ペルーだったら、やっぱりセビチェかアンティクーチョだよ。

・Nirus Boa
Leo ;この間、相補性っている言葉の解説を聞いたんだけど、よく分からなかった。
Bebe;解説をやった人が馬鹿ね。レオっちに理解できるはずがない。
Leo ;僕が今ここにいるかは定かではない、ここに居れば今ではないかも知れないし、今はどこにいるか分からないって。
Bebe;あんたは、どこに居ようがいまいが、どうでも良いの。それに、あんたが言っているのは不確定性の話で、相補性とはちょっと違う話。
Leo ;そうそう、不確定性という話をしていたら、不確定性の原因は物理的測定の対象が相補的だからだということを言っていたんだ。
Bebe;ボーアたちが主張した相補性は、ちょっと意味が違うけど、広く言えば、複雑な全体像から一つの局面(パラメーター)を取り出すと、他の局面と独立していることはないとは言えそう。ボーアは、光などの波としての性質と、粒子としての性質を相補性ということばを持ってきて、両方とも正しいとしたの。両方合わせて、光の性質を正しく描くことができるというわけ。
Karen;それは、認識論のベースの話?それとも物理的実在の話?
Bebe;

・ベルの定理
・butterfly effect カオス
・ブリゴジン