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選択の魔物の失踪理由

1 序 : とある会員による聞き取り調査
ネア様を見守る会の会員番号九十二番視点

2 夜明けの森と剪定の朝食
アルテア視点
アルテアの1日
室内履きから引き抜いた爪先には、白い毛糸の靴下に編み込まれたちびふわの顔がある

3 細工石とオーブンの昼食
あの土壌が、ネアに与えた結晶石の薔薇がまさにそうだ  883
お宅訪問の呪いのページに、“試してみる”という挿絵があったので、えいやっと触れてみたところ、ムグリスディノと銀狐とアルテアさんのお家に居ました
お宅訪問の呪いは、そのお宅で夜明けまで過ごさないと家に帰れない
靴下を履いてるところをネアに見られたら、ろくでもないことになる

4 告白の躊躇いと檸檬狐
銀狐の正体を明かす会議

5 スープのふるまいと野外学習
エーダリア視点
ノアベルトも、明日の夜明けまで戻れないのでダリルがアレクシスに声をかけてくれた
ゼノーシュから相談を受けたほこりが、リーエンベルクの臨時守護者としてやって来てくれ、アレクシスと出会った
ほこりにとって、このリーエンベルクで美味しそうに思えてしまうのはネアだけ
イーザと雲の魔物のヨシュア
今夜のスープは三回くらい死んでも大丈夫になる薬効

6 大事なお客と新しいレシピ
アレクシス視点
ネアは味の好みも似ているから自慢のスープは大抵大喜びするし、表情や言葉で美味しかったと伝えてくれる
ネアが娘だったら、毎日美味しいスープを飲ませてやる
ディノという、あの契約の魔物も気に入っている。あれだけ高位の魔物が、ネアへの執着を威嚇しながらも子供のように目を輝かせてスープを飲むのが堪らない
女性としては珍しくネアは気に入っているが、あまりにも低い可動域から、恋人としてはどうしても見られないのが難点
アレクシスの妹はエーダリア様が好き
ネアを養子に出来たらな。娘婿で、ディノもついてくるだろう?お前の好きなエーダリア様もついてくるだろうし、あのほこりも名付け子でついてくる
かつて、異国で各国の王子達が集まる式典のようなものがあり、外遊中の王子達が集まった土地で祟りものになった竜による凄惨な事件が起きた。 たまたま通りかかったので、二人の少年と一人の騎士に知恵を貸してやったことがあったが、それは、その騎士のスープの飲み方が気に入ったからであった。 711
ネアに魔術通信用のカードを渡しておこうか。…………だが、ディノに渡しておいて、あの魔物から、スープが飲みたいと言わせてみたい気もする

7 大切な同志と傷心の探索
ネアアルテアの家で暇を持て余しウィリアムとカードでやりとりをする

8 爪切り魔物と星林檎の紅茶
部屋からアルテアに見付からない内に逃げ出そうとしてみつかる

9 黒竜の駒と砂の呪い
アルテアに、否、アシュトンという名前の魔物には、あのように駄々を捏ねて見せた女は、その言葉の奥に微かな不誠実さを感じ取ったのだろう
アイザック側と繋がっている貴族の息子とも、抜け目なく繋ぎを取ったようだ
夏影の竜アイザックの駒
野良竜を飼うのは禁止のままですが、お喋りまでは解禁してくれた
ざらざら砂の呪い ダリルと、たまたま同じ日に、ディノに魔術通信のカードを届けに来てくれたアレクシスに相談
呪いをかけた相手を、ざらざらの黒い砂で飲み込んでしまい、沼地に捨ててくるとても恐ろしい呪い インビウムの黒砂の呪い 砂礫の精霊の固有魔術

10 一人の城と市場の朝
ウィリアム視点
淡い転移を踏んで移動したのは、久しく訪れていなかった自身の城
シルハーンの城は雪原のようなところにあり、アルテアの城は森と湖に囲まれ、ヨシュアの王宮は雲の上にある ウィリアムは、常に真っ暗な夜の森
アルテアが失踪したとネアからカードにメッセージ
ウィームの市場

11 優雅な晩餐と秘密の話
貸して貰った図鑑を夢中で読んでいた
ニャンムチン コグリス風ちぎり餅は、砂の妖精の一種
新婚期間はたくさん甘えてもいいのだという情報を掴まされ、残酷な人間にちょっと面倒臭いと思われてしまうこともある万象の魔物
剣の魔物と通り雨の魔物がここ数年覇権を争う領域
気質は魔物らしい程度のものだが、剣の魔物も通り雨も、特定の個人を標的としない大規模な固有魔術を持つ
基盤となる魔術の形態が、少しこちら側と違う
剣や通り雨は、ランシーン側の、旧時代の思想が残った土地から派生している。白夜と白樺も
この世界の命の営みはこちら側から再生したものだから、あちらから派生した古い魔物はあまり多くないんだよ。その代わり、精霊はあちらのものが多い

12 寝起きの魔物と魔物の寝室
ノア視点
夕食の後にまずはアルテアの屋敷の敷地内にある湖に月光菫の花蜜を取りに出かけて行き
銀狐はアルテアの寝台に忍び込むところまでは成功し、やっぱりちびふわ靴下を履いているという確認を終えて目的を達したところで、疲れ果ててアルテアの寝台の中で寝落ちした。 それだけでは済まず、事もあろうに夜明け前に目を覚まし、擬態をといてしまった

13 見覚えのあるタルトと狐の懐柔
アルテア視点
ウイームの朝市へ
グレアムとウイリアムに会う
ガーウィンで三泊四日の潜入調査なお仕事

14 瓶の中の庭園と小さな反乱
ディノ視点
クルークと呼ばれるその中に詰め込まれたのは小さな植物と祝福で、初めてクルークの祝福を育てたネアは嬉しそうに小瓶を覗き込んでいる
伴侶になると、丁寧に手をかけなければ飽きられることもあると、ロマックが話していた
誰にも渡したくはないのに、どうして皆で過ごすと嬉しいのか
聞かせて貰ったばかりのフレンチトーストの歌を思い出して嬉しくなると、また一口、特別なフレンチトーストを口に入れ、幸せを噛み締めた

15 夜の浴場とあわいの向こう側
アルテア視点
リーエンベルクを出ようとして、その香りに気付いた
あの靴下は意識せずに身につけていることもあるので、気を付けなければならない
アルテア ディノ ノアでの脱衣所での話
ネアをみつけた場所 シーヴェルノートが最も近いが、繋がっているとも限らない
シーヴェルノートは、所謂、死者の国として管理されるあわいの一種
一般的に死者の国と呼ばれるウィリアムの作り上げた領域とはまた別に、干渉が煩わしい魔物達の手で殺された死者達だけを隔離したところ

16 とある夜の訪問と季節の訪れ
アルテア視点
ネアがアルテアの部屋へ
もじゃもじゃちびふわこと、大事な伴侶のディノ
ボラボラの痕跡があった
ウィームの南の外れにある遺跡から、昨年発掘されたばかりの伝説の呪いの傘が登場
ゼベル ここ一、二年で急速に魔術階位を上げたのは、伴侶を得て心を安定させ、尚且つ高位の魔物達に術式の助言を得ただけでなく、元々、困窮していた時に悪食めいたことをしていたから
新年の祝いも出る
洞窟ちびふわ  洞窟ウィーミアの亜種  洞窟ちびふわは、狭いところと暗いところが大好きで、明るい日差しを好みません。真夏の太陽の下に連れ出すと休眠状態に入ってしまうので注意しましょう。鉱石の花を食べ、小さな箱に入れると喜びます

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