甲府駅北口徒歩10分 / 土・日・祝日も診療 / 朝9時〜夜6時 / 開院周年
- 初めて針・灸・マッサージを受けられる方は、どのような治療をされるのか、不安な方もいらっしゃると思います。そこで主訴が「腰痛・下肢痛」の患者さんを例に、概略を説明させていただきます。
- 〔1〕 まず問診をいたします。
- いつから痛くなられたか。何か思い当たる原因があるか。痛くなられてからの経過。痛みの部位。過去にも同じような痛みを経験しているか。安静時にも痛みがあるか。せき・くしゃみで痛みが出現するかどうか。下肢のしびれはあるか。過去にかかられた病気(既往歴)等々をおたずねします。
- 〔2〕 次に診察に入ります。
- 上体を前後左右に曲げていただき、痛む部位により腰の筋肉なのか、関節なのか、また痛み方により急性なのか慢性なのかを診ます。次に仰向けに寝て頂き、ひざを曲げずに片脚ずつ挙げていきます。脚を挙げたときに、大腿部のウラ側に電気が走ったような痛みやシビレが出現しましたら椎間板ヘルニアの疑いがあります。痛みやシビレの出現する脚の角度によって度数がつけられます。
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| 陽性のレベル |
脚の挙上角度 |
| +1度 |
約 65°位 |
| +2度 |
約 30°位 |
| +3度 |
15°以下 |
- 次に股関節や膝関節を曲げ伸ばししていただき、双方に症状があるかどうか診ます。次にうつ伏せで骨盤に押圧を加えたり背骨を軽く叩いてみて双方の症状の有無を調べます。その他ひざを叩いて反射を診たり(※1)、足の第1指の背屈力を診たり(※2)、ハケで触覚をテストします(※3)。また足甲の中心付近の動脈を診ます(※4)。その他、必要に応じ詳しく診察します。
- ※1.膝蓋腱反射テスト=腰椎第2・3・4の神経学的レベルで、特に第4が中心で優勢です。
- ※2.腰椎第5神経が圧迫されると背屈力が弱くなります。
- ※3.知覚神経テスト=坐骨神経痛等、慢性化すると鈍くなります。
- ※4.拍動が減弱しますと循環系が疑われます。坐骨神経痛症状と脚の静脈炎・粥状動脈硬化等を識別するために行います。
- 〔3〕 次に治療です。
- 当院の治療方針は、はり・きゅうでもマッサージでも、初診の方は軽めの治療からはじめ、少しずつ強めてゆき、快適な範囲で治療するように努めております。もちろん治療になれていらっしゃる方は、早く効果を上げるよう治療いたします。
- 主訴を中心とした治療に身体全体を整える治療をくわえ、患者さんとのコミュニケーションをはかりながら治療を進めていきます。
- 【急性の腰痛】
- 急性の腰痛(ぎっくり腰)の治療は、炎症をおさめる事を第一の目的としておこないます。治療直後は変化のないことが多いと思いますが、数回の治療でほぼ完治いたします。炎症がやわらぎますと背骨も整ってきますし、治療をしておきますとコリも残らず、慢性に移行するのを防げます。
- 【慢性の腰痛・下肢痛】
- 慢性の場合痛み方は鈍痛で、過労や冷えで症状が重くなります。腰部の血行が悪くなり腰の筋肉や靭帯(じんたい)が硬縮し神経を圧迫するので鈍痛が起こります。ここでの治療は、血行を良くして筋肉や靭帯を軟らかくし、神経圧迫を緩和し痛みを和らげるようにします。
- 坐骨神経等の圧迫も緩和されますので下肢の痛み・シビレもやわらいできます。その後、週1回程度、ある程度の期間続けられた方が効果的です。
- 【病院の診断が下記のケース】
- 椎間板ヘルニア・変形性脊椎症・腰椎すべり症・脊柱管狭窄症等は、腰椎付近の筋肉や靭帯が炎症・腫脹・硬縮を起こして痛みが増幅している場合が多いので、治療により血行を良くし筋肉・靭帯の炎症・腫脹・硬縮を除去いたしますと、徐々に痛みが軽減し、それに伴い背骨も整ってきます。
- 【内臓疾患性腰痛】
- 常時痛みがあり、横向きに寝るなどの楽な姿勢になっても痛みが軽減されず、反対に上体を前後に屈曲する等の無理な姿勢でも痛みが増減しません。また、押してもあまり痛くなく、痛みの部位も漠然としている場合、内臓疾患からの腰痛が疑われます。このような場合、病院での検査が必要となります。
- 【不適応疾患】
- 上記のような内臓疾患性腰痛に限らず、不適応疾患の鑑別には全力を注いでおります。問診・診察・治療を通して「禁忌対象疾患」や「不適応疾患」の鑑別を厳しくおこない、これらに該当する場合はすみやかに病院での精査をおすすめしています。
- 以上、治療の流れの概略を説明させていただきました。ご不明の点はTELにてご質問ください。