千松院(せんしょういん)は天正元年 1573年、甲斐武田家が荒川の水難よけの寺として、建立したと伝えられている。
ご本尊は釈迦如来。
永平寺(福井県)と総持寺(横浜)を両本山とする禅寺。
江戸期に盛んに巡礼された、甲斐府内三十三カ所観音霊場の第一番札所(振り出しの寺)。
現在もご朱印帳を手にした巡礼者が絶えない、甲斐百八霊場の第五十二番でもある。
甲府城の鬼門除けとして伝わる白狐に乗った不動明王も本堂に祀られている。
墓地には甲府城勤番の武士たちの墓が多い。
近年は境内の水子地蔵に、多くの人がお参りに訪れている。
現在の住職が二十九代目。