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山梨ラーメン紀行

甲府市(中央線より北側)のお店

更新日:'18/10/08

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■甲府市北

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店 名 情 報 食べた品名 感 想 評価 訪問日
いなや。 甲府市富士見2-8-15

定休日:毎火曜日・隔週で水曜日

駐車場:店の70m西側に4台契約駐車場あり。

ラーメン
680円
句読点「。」までが屋号である。 場所は県道6号北部市民センター前の交差点(常磐ホテル脇の交差点)を県立中央病院方向に300m南下。「いなや。」のとても目立つ手作り看板が左手にみえるのでそこを右折すると間もなく左側にある。あの「幸楽」も至近距離。 カウンター8、テーブル4人掛け×2。奥に座敷もあり外部から見る印象より奥に広い。 厨房はちょうど仕切りに隠れて見えなかった。 ご夫婦で切り盛りしている様子。とても感じが良い。 13時半に入店。先客無し。この日は食べ終わるまで僕だけだった。 スープは琥珀色でやや濁。表面に油の層がある。まず煮干の香りが飛び込んでくる。豚骨鶏ガラ出汁。すごく自然な味わい。「ふくよか」という言葉が当てはまるだろうか。 「無化調」というと、スープのボディーが弱かったり、塩分を強くしたりと『これじゃ化調使った方がいいのでは?』と思う事が多いが、同店は決してそんなことはなく、自然でありかつ、食べ進むうちに魚介動物の旨味が力強く感じられる。 麺は太さ細、縮れ強。硬目の茹で加減。スープとの相性良く、この手の麺はザクザクと口に頬張る感じで食べるのが好きだ。 具はチャーシュー2枚、シナチク、ナルト、刻みネギ、あおさ。 チャーシューは豚バラの部分で小振りではあるが厚目に切られている。ジュワっと弾力を楽しめる噛みごたえ。さりげない味付けで肉本来の味が楽しめる。甲州富士桜ポーク使用との事。 また、海苔ではなく“あおさ”が入っているのは珍しい。優しい磯の香りも楽しめる。後半いい感じでフワッと広がる。 餃子は350円で4粒。4粒ではあるが大振り。噛むと口の中に汁がジュワーと広がる。餡に味噌が入っていてタレをつけなくても美味しく味わえる。 界隈では“超正統派”と言っていいだろう。麺も自家製に替え研究熱心さが伝わる貴重な存在。 SA '18/10/08
日曜日
湯村食堂 甲府市湯村3-10-7

定休日:水曜日

駐車場:4台
店の入口左に駐車場への案内図あり。

ラーメン
600円
ギョウザ
450円
温泉街のラーメン屋さん。物心付いたときからある老舗。どんなに湯村温泉が活気をなくそうともこのお店には関係ないと思われるほど、いつ行っても客が入っている。 店内はカウンターとテーブルで15人ほど。主におばちゃんとおじさんで営業。 作るのは主におばちゃんが行なっているようだ。おじさんは出前と片付け中心。あと仕込みも行っているという。 スープはあっさり醤油味。琥珀色に澄んでいる。 僅かにカツオだしと野菜の若干の甘味を感じる。麺は太さ中細、縮れ強。平ザルで人数分に麺を取り分ける作業は絶妙。昔ながらの正統派ラーメンといった感じ。 チャーシュー2枚、ワカメ、シナチク、刻みネギ、ノリ。美味しく味付けられたチャーシューが2枚なのは嬉しい。 ギョウザは注文を聞いてからアンを皮に詰める。6個入り。強火で焼き上げ下の方はキツネ色に揚がっており皮がパリッとして食感が良い。アンはニンニクが効いていて美味しい。この餃子は皆が注文している。野菜たっぷりのタンメンもおすすめ。 カウンターに座って観ていると、決して広くない厨房だがおばちゃんの技で昼の混雑時もカバーしているという印象を受けた。何故か女性客が多いのには驚かされる。タンメン、味噌ラーメンなどもお勧めだが、僕はもやしラーメンをよく頂く。 近所の人から温泉客まで幅広く愛されているお店。石和が三角屋なら湯村はここ。近所でもあり僕が一番足を運んでいる大好きなお店。 SA '17/11/15
土曜日
幸楽 甲府市富士見1-13-1

定休日:日曜日

駐車場:店の前に2、3台

ラーメン
550円
チャーシュー麺
750円
外見が古く歴史を感じさせる。一体何年前からこの地に在るのだろう。 カウンター、テーブル、小上がりで20席ほど。老人のご夫婦が切り盛りしている。以前聞いた話だと、奥様の方は73歳になるはず。ご主人は年下だとか。 12時過ぎに入店。テーブル、小上がりに数組先客が。相変わらず人気が高い。 スープは茶褐色でやや濁。豚骨鶏ガラ出汁。醤油のキリッとした味。見た目の印象ほどしょっぱくはない。 麺は太さ中細、縮れ強。店主が巧みなザルさばきで念入りにシャキッと湯切りをする。やや硬めでコシのある茹で加減は絶妙。 具はチャーシュー、シナチク、ナルト、刻みネギ、ノリ。 特筆すべきはチャーシュー麺。 巻いてなく一つ一つは小振りではあるが、長方形に切られた豚バラチャーシューは醤油の濃い目の味が染み込んでいて美味しい。 食感が、ホロホロ崩れるほど柔らかくはなく、かと言って硬すぎずバサつかず、モチップルッとした官能的な歯応えを与えてくれる。クニュッと噛むのが楽しく、もうヤミツキ。 これが12枚載ってくるので12回官能体験が出来る訳だ。 当然、人気メニューなので早々にチャーシュー品切れの事もしばしば。店主もご高齢でチャーシューの仕込みが大変らしく、お昼の早い時間にチャーシュー麺が提供できなくなることがしばしば。(チャーシューが切れると他のラーメンなども出せなくなるため。)レアメニューになりつつある? 周辺住人に人気が高く、昼時には県立中央病院の職員の利用も多い。隠れた名店と言える。ニンニクとショウガの効いた餃子も美味。7粒500円でこちらもお勧め。 '17/01/27
金曜日
あんどう亭 甲府市千塚2-1-9

定休日:月曜日・火曜日

駐車場:16台

中華そば(醤油)
730円
大盛り100円増
山手通り千松橋の東側50mの所に位置する。開店から既に12年が過ぎ風格も出てきた。 公務員を脱サラした店主が元気に迎えてくれる。 テーブル、カウンター5席、小上りで30人は収容可。明るく衛生的な店内。 店内はいつも賑わっていて、特に家族連れが多い様子。 スープは醤油色が濃いが見た目ほどしょっぱくない。鶏ガラ、豚骨、煮干しなどの魚介出汁。奥行きがある。 同店の最大の持ち味は、ガツンとパンチが効いた煮干風味が味わえること。 煮干というとあっさり、懐かし系と思いがちだが、ここまで効いていると逆に斬新。 そして強い醤油ダレでガツンの煮干を纏めている。更に表面に浮いた油がこれにコッテリ感を添えている。 人によっては『ちょっと煮干が強すぎるかも』と感じるかもしれないが、大衆に迎合し軸を失うより、このくらいやってもらった方が僕は好きである。 麺は太さ中、縮れ弱。食感が優しく特徴的。なお、麺の硬さ、味の濃さ、油の加減は応じてくれる。 具は、チャーシュー2枚、シナチク、ナルト、ノリ、刻みネギ。チャーシューは硬過ぎず軟らか過ぎずで、しっかり味が染み込んでいる。 器を前にして、ナルトの紅白、ネギの緑、ノリの黒がスープの背景に映える。 県内の有名店の良いところを昇華し、さらに煮干を強調し個性にしている。季節を問わずとにかく熱々なのも嬉しい。 餃子は餡がたくさん詰っていて、噛むとお汁がジュワーと口の中に広がり美味しい。こちらは6粒400円。 お得なセットメニューがあるので注目。僕はセットメニューについてくる「奴」をラーメンに入れて食べるのが好き。 ご主人と共に厨房に立つ息子さんの姿もかなり板に付いてきた。有り難いことである。 SA '16/11/03
木曜日
げん 甲府市湯村2-6-20

定休日:月曜日

駐車場:店の前に2台。東側のタイヤ館は閉店後なら可。

ラーメン
600円
山の手通り、甲府富士屋ホテルの道を挟んで向側。近所で呑んだ二次会、または深夜にラーメンを食べたくなったときよく行くお店。男性一人で切り盛り。 店内は奥に長く、カウンター6席、座敷に4人掛け2卓。 スープは鶏ガラ豚骨ベースの醤油味。茶褐色で濁りは少ないが透明度は低い。 醤油ダレと生姜など香味野菜の風味が立ち昇る。表面にキラキラとアブラが浮いていて食欲をそそる。また鶏ガラから出ているのだろうか、独特の酸味があって野趣感を強めていてこれは僕の好み。 麺は中細。縮れ極弱。加水率高め。ちょうど良い茹で加減。麺は一本一本が独立性が高く噛むとプツプツと心地良い食感を残す。 具はチャーシュー2枚、シナチク、ナルト、ワカメ、刻みネギ、ノリ。 チャーシューは豚バラで適度な味付け、硬すぎず軟らか過ぎずの食感で美味しい。 呑み客中心で、つまみなどのサイドメニューも豊富だがやはりここではラーメンかな。深夜までいつも賑わっていて地域での人気の高さがうかがえる。モツの煮込み、チャーシュー盛もおすすめ。 この界隈では湯村食堂と並び老舗の部類に入る。実直で研究熱心な店主がおかみさんの味を引き継ぎながらも少しずつ進化させている。今後も楽しみ。クリーミーで優しいスープの味噌ラーメンも逸品。 営業時間は夜のみ18時〜24時となっているので注意。 SA '16/08/10
水曜日
海賊ラーメン
日吉
甲府市荒川1-11-13

定休日:月曜日

駐車場:店の前に3、4台。その他にもあるかもしれないが不明。

ラーメン
600円
海賊ラーメン
800円
チャーシュー麺
700円
音羽橋を南に下り最初の交差点を左折してすぐの所にある。黄色看板がよく目立つ。 ご夫婦で営んでいる。 店内はカウンター、テーブル、小上りで30数席。明るく衛生的。 今日は13時過ぎに入店。ピークを過ぎ一段落した時間だったか客は僕だけだった。後から一人入店。 今日はチャーシュー麺を注文。 スープは茶褐色で濁りは少ないが、色が深いため透明度は低い。 キリッとしつつ深みのある醤油味。醤油の香りも立っている。鶏ガラ、煮干などの出汁。煮干からだろうか、若干の酸味を感じるが良い意味で個性となっている。 麺は太さ中細。縮れでやや硬茹では僕好み。ホクホクっとした食感である。 具はチャーシュー5枚、シナチク、カイワレ、刻みネギ。チャーシューは弾力があり味が染み込んでいて美味しい。噛むとクニュッと押し返してくる食感がたまらない。カイワレが清涼感を添える。 ラーメンはチャーシューは2枚になり、ノリ、ゆで玉子半分が加わる。 全体的に丁寧に作り込んでいると思われる。主人の人柄が伝わってくる一杯だと感じた。かんばんメニューの「海賊ラーメン」は魚介類のうま煮がかかった広東麺風。餃子はキャベツ主体のよく練りこんである餡が詰まった大粒6個(500円)でおすすめ。奥さんのアイディアであろう自家製アイスクリーム、生キャラメル等、女性客に支持を得るだろう。(とても元気の良い、アニメの声優さんのような声の奥様である。)停職類も充実。 毎週金曜日に更新される同店のブログでは、お得な情報を発信している。 開店して10数年経つだろうか。この間に、店舗南側に東西を貫く幹線道路が開通。松屋、ココス、はま寿司など大手外食産業が立ち並ぶようになりコンパクトな外食ゾーンを形成している。 '15/05/09
土曜日
餃子舗三久 甲府市朝日1-5-3

定休日:日曜日

駐車場:お店の裏に3台分駐車場有り

ラーメン
480円
朝日通り商店街の南側にある。黄色い暖簾がよく目立つ。 11時過ぎに入店。早い時間のため客はまだ僕だけ。帰り際に一人入ってきた。 店内は奥に細長くカウンターのみ。詰めれば15人は座れる。奥に8人座れる座敷もある。 初老のご夫婦で切り盛り。 スープはあっさり醤油味で薄い琥珀色で澄んでいる。鶏の出汁、タマネギなどの野菜の甘みが出ていて美味しい。そして僅かに鰹節の出汁も感じた。とても優しい味。 麺は太さ中、縮れ普通。わずかに芯を残す絶妙の茹で加減。大きな中華鍋で麺を泳がせて、平ザルでしっかり湯切りした麺は澄んだスープを濁らせない。 具はチャーシュー、シナチク、ノリ、刻みネギ、三つ葉。 明るいスープに三つ葉の緑が映えて美しい。そして凛とした清涼感を添えてくれる。チャーシューは豚バラの部分。適度な歯ごたえと味付けで美味しい。 餃子もザク切りの身が入っていて美味しい。これを自家製ラー油で頂く。5つで380円也。午後の準備中がないのが嬉しい。タンメンも人気メニューとの事なので(張り紙に「一番人気」と記述あり)次回は試してみたい。 頑固オヤジとまではいかないが、いかにも職人気質の店主に好感が持てる。『口下手のため失礼に感じましたらすみません』の張り紙に思わず笑ってしまう。いつまでも元気で続けてほしい。 '13/10/02
水曜日
竜巻軒 甲府市塩部3-13-1

定休日:木曜日(水曜日は昼のみ営業)

駐車場:店の北側30mのところに契約駐車場あり。8台ほど

ラーメン
520円
大盛り100円増
通りを少し入るので初めての人にはわかりにくいかもしれない。緑ヶ丘、アルプス通りと山手通りの「総合グランド」交差点を150mほど南下した西側の側道にある。 歴史は古く元々屋台から始め、この場所に店舗を構えるに至ったという。それも遠い過去の話。 その為、界隈で一番美味しい店として同店の名を挙げる人は多い。 テーブルと小上がりで30席ほど。カウンターが無いので混雑時は相席必須。店内から厨房の様子は見ることは出来ない。 13時過ぎに入店。半分ほど席は埋まっており、後からも入れ替わりのお客さんが入ってくる。近所での人気の高さが伺える。子供から年配の方まで客層にムラがない。常連さんも多い様子。 スープは醤油味で琥珀色。透明度は高い。豚骨と煮干の出汁。表面に油がすーっと浮きコッテリ感を高めている。野菜などの甘みは感じられず醤油ダレの酸味がキリッとしている。見た目以上にインパクトがある。 麺は太さ中細、縮れ弱。やや硬茹では僕好み。 具はチャーシュー、ナルト、シナチク、ノリ小×2、刻みネギ。チャーシューはロースの部分。硬すぎず柔らかすぎず。大盛りにすると2枚入る。 また名物「もつ焼き」を食べそびれた。そのもつ焼きに注力するためか、メニューから餃子が消えていたのが残念だった。 '13/09/07
土曜日
さんしょう亭 甲府市朝日5-13-26

定休日:日曜日

駐車場:店の前に4台、向かい側の契約駐車場に1台。

中華そば
450円
大盛り100円増し
県道6号山の手通り「朝日五丁目」の交差点を国立甲府病院方向へ50m入った右側にある。「中華そば」の赤い看板が良く目立つ。 今回久しぶりに来店してみた。 先客は5人。後から2人来店。なかなかの賑わいである。偶々か、年配客が多かった。 店内は落ち着いた雰囲気。カウンター小上り、テーブルと合わせて24席。 接客が女性1名が担当。厨房の様子は陰に隠れ見えなかった。 スープは琥珀色でやや濁。あっさり醤油味。昔ながらの中華そば。出汁は豚骨鶏ガラで僅かに鰹節。自然な味で無化調か使用していても僅かだろう。 麺は太さ中細、縮れ強。チュルチュルとした食感で丁度良い茹で加減。 具はチャーシュー、シナチク、ナルト、ワカメ、ノリ、刻みネギ。チャーシューはロースの部分で、きめが細かく美味しく味が乗っている。 同店はコシヒカリを自家精米していると言う点が売り。飯物も美味しいと思われる。平日の昼にはセットメニューがありお徳。たとえば「ラーメン・半チャーハンセット」にはサラダと小鉢(冷奴)が付き680円など。 この地に開店して10年、或いはそれ以上経つだろう。語れるほど通っている訳ではないが、味とメニューが上手く客層のニーズにマッチしているなと感じた。 '13/08/16
金曜日
甲府大飯店 甲府市屋形1-3-31

定休日:未確認

駐車場:店の前に約4台

ラーメン
470円
サイクリングで山からの帰り道に時々利用する。山梨大学付属支援学校の北側。屋号だけみると幹線道路に構える大型店風だが実際は庶民的な中華料理屋さん。 この日は11:30に入店。客は男女一組。後から現場作業者風の男性2人入ってきた。 矍鑠とした職人風の店主(いつもネクタイをシュッとしている)とその奥さんがやっている。年季の入った店内はカウンターと小上がり、テーブルがあり30人弱は収容可。カウンターの下からは思いがけないほど古い雑誌が出てくるが、これはこれで楽しみ。 スープはあっさりした醤油味。茶褐色。濁りはないが透明度は低い。見た目から受ける印象ほどしょっぱくない。豚骨出汁。具のモヤシが汁全体をまろやかに優しくまとめている。昔ながらのラーメンといった感じ。 麺は太さ中細。縮れ弱。芯の僅かに残る硬めの茹で加減は僕好み。 具はチャーシュー、シナチク、ナルト、モヤシ、刻みネギ。チャーシュは小振りだがしっかり味がついていて美味しい。 餃子は6個入りで480円。粒が大きく食べ応えがありお勧め。 全体的に安いのは、近隣くに大学があるので学生に配慮した価格設定と思われる。 他の客が注文していたが、ボリュームのあるチャーハンや、仕上げに上から餡を掛ける美味しそうな焼きそば等、強く惹かれたので今度はこれらも試してみたい。 '13/06/09
日曜日
麺屋 なか厳
(なかい)
甲府市北口3-2-2

定休日:日曜日または連休最終日

駐車場:未確認(場所柄無いかも)

ラーメン
680円
中華そば
800円
ギリギリ線路の北側なのでこのページに分類。場所は甲府駅から上り方面一つ目の踏切の近く。大きなガスタンクの東側にある。20時過ぎに入店。男性店員2人で切り盛り。店内はカウンター7席で奥に小上がりがあるように見えた。落ち着いた感じの店内は日本酒が沢山置かれておりおつまみも充実。居酒屋的な使い方も出来そうだ。この日は女性客が2人楽しそうに酔っ払っていた。後から男性客2人飲みに来てたし、人の流れが多い道に面しているので駐車場はなくても問題無さそう。 初めてなので筆頭メニューの中華そばを注文。麺類でいちばんあっさりしているという。待っている間、目の前の厨房から美味しい匂いが漂ってくる。 スープは琥珀色でやや濁。醤油の香りが立っている。優しい角の取れた味。スープは甲州地どりと魚介だしを使用し無化調とのこと。 無化調にしてしまうと塩分が際立ち尖った感じになってしまうことがあるが、同店のスープはほんのり甘くあくまで優しい。鶏ガラっぽさ、節っぽさみたいな物は排除されとても上品に仕上がっている。 麺は中細で茹で加減は普通。 チュルチュルしていて、口の中に入れると一本一本に存在感があり、それを纏めて噛むと歯を押し返す弾力がある。途中から無我夢中で食べてしまった。『麺に腰がある』の一言では表現できない。 具は、チャーシュー、シナチク、水菜、刻みネギ、ワカメ。チャーシューは片面炙ってあるが、やるのならもっと激しくやるべきだと思う。実は最近チャーシューを炙る必然がよく分からなくなってきた。『盛り付ける直前にしっかり炙る』のなら意味を感じるのだが…同店の場合も予め軽く炙った感は否めない。シナチクは繊維に逆らって切られており味、食感共に不思議で、恥ずかしながら水に晒した奈良漬けかと思ってしまった。切り方煮込み方でこんなにまで違うとは。 レベルが高いと思われるので敢えて言わせてもらうと…惜しいのは、せっかく上品に作ったスープなのに、後半次第に斜に切られたネギの臭気がスープを覆い始めてしまったこと。こってりには合うかもしれないが、この麺の場合、ネギの切り方、部位を変えるか、極端な話ネギは不要かもしれない。 フラフラっと入ってみたくなるオーラがあるお店。次回はこってりな麺も試してみたい。 日中の営業はないが午前4時までやっている。 '13/03/28
木曜日
十九番 甲府市塩部4-15-14

定休日:水曜日

駐車場:未確認
路駐は寄せれば可。甲府シティーホールの駐車場に停めるのは自己責任で。

ラーメン
500円
県道6号(山手通り)NTT北分局の交差点を南に100m弱入る。年季の入った店内は奥に細長くカウンターが5席、奥の座敷には2卓ある。物静かで感じのいいおじさんが一人でやっている。12時前に入店。客は僕以外に1人。調理から接客まで一人なので混むと当然出てくるのが遅くなってしまうが、この日は空いていてラッキーだった。 スープは醤油味。琥珀色で透明度が高い。昆布、野菜などの出汁でほんのり甘い。動物系は鶏ガラだろうか。特定の出汁の主張はなくバランスが取れている。優しい味。 麺は太さ中細、縮れ強。やや硬めの茹で加減は僕好み。具はチャーシュー、シナチク、刻みネギ、ノリ、カイワレ(ホウレンソウの時も)。軟らかく煮込まれたチャーシューは味付け薄めで肉本来の味が楽しめ美味しい。 朝日町の餃子舗三久など同じカテゴリー。 広東麺(600円)は独特の香ばしさ(長ネギを焦がしたような)がありそれが効果的に食欲をそそる。餃子(400円)もスパイス(ナツメグとか?)が加えられ一風変わっていて美味しい。 小さなお店だが料理に色々な工夫が施されていて興味深い。また全体的に市場より50円ほど安いのも嬉しい。店内にはいつもAMラジオが流れている。知らないと通り過ぎてしまうだろうという隠れ家的なお店。 SA '13/01/05
土曜日
鳳華楼 甲府市美咲1-14-20

定休日:日曜日・祭日

駐車場:2台ほど。周囲に適当に置く感じ。

ラーメン
500円
甲府第一高等学校の近く。県道6号山手通を甲府駅方向に向って相川の土手を左折してすぐの所にある。 山手通りからも見え、しかも随分昔からあったようだが友人から聞くまで知らなかった。 お店は東西2箇所に入口があり両側に暖簾が出ている。建物は年季が入っていてその歴史を感じさせる。18時頃入店。既に常連さんと思しき2人が食事をしていた。 カウンターと小上がりで10数名は収容可。初老のご主人とそのお母さんだろうか、お二人で営まれている様子。 ラーメンを注文。スープは明るい褐色で透明度が高い。鶏ガラ主体だろうか。表面にキラキラ油が浮き綺麗。優しい昔ながらの味の中にガラの野趣が僅かにあって良い意味で特徴となっている。多目に注がれたお汁だったが最後まで美味しく飲み干した。 麺は中細縮れ。調度良い茹で加減。 具は、チャーシュー、シナチク、ナルト、ノリ、刻みネギ。 麺類以外にも定食類等も豊富にある。全体的に価格が良心的。とても感じの良いご主人で、帰りがけに『また近くを通ったら寄って下さいね』と声を掛けてくれた。こういう一言って、なんか…嬉しい。それに言葉がとても自然だった。殺伐とラーメンを化合、製造し、マニュアル化した接客をする店が台頭する中、こんな感じのお店に会うとホッとする。ラーメンって味だけじゃないなって感じさせてくれる一杯だった。また行ってみよう。 '12/10/29
月曜日
らぁめん屋 甲府市湯村2-6-16

定休日:未確認

駐車場:店の裏にある。台数は未確認。

正油ラーメン
700円
場所は甲府富士屋ホテルの前。お店はかつてのラーメンショップ。奥に細長く厨房をL字型にカウンターが囲う。席は12ほど。気の良さそうな男性店員が一人で切り盛りしていた。お盆休みの最中、22時過ぎに入店。席は8割ほど埋まっていた。 正油ラーメンを注文。スープは褐色で透明度は低い。ガラっぽさ、野趣のある豚骨ベース。煮干しも使っている。ニンニクのホクホクっとした甘さも感じた。力強いスープ。表面に油の層があり、夏なのに時間の経過で薄膜を形成するほど。コッテリに拍車をかけている。 スープが終いまで熱々なのも特徴。これは、器の口径が狭目で深さが深く、更に表面を油の層が覆っているため熱が逃げにくい為だろう。 2年前来店時とスープの味が大幅に変わった。僕は今回の方が好きだが、健康を気にする同行者は残してしまった(笑) 麺は縮れ強。太さ中細。硬い茹で加減。このコッテリスープに縮強の麺は大胆な組み合わせ。表面の油を容赦なく拾ってくる。 具はチャーシュー、シナチク、半熟玉子半分、ノリ、刻みネギ。豚ロースのチャーシューは大き目。 餃子にはシャコシャコした食感の「くわい」が入っている。値段は忘れたがおすすめ。 '12/08/14
火曜日
聚福龍 甲府市千塚1-2-9

定休日:なし

駐車場:店の周辺に7、8台

台湾ラーメン
480円
最近千塚四ツ角に出来た。以前は居酒屋だったが改装してオープン。23時半に入店。24時までらしく閉店の準備をしていたが快く受け入れてくれた。店内はテーブルと小上がりで40人は収容出来るかな。 台湾ラーメンを注文。 スープは鶏ガラ出汁で透明。味はきわめて薄いが、食べていくほどにトッピングされている辛肉味噌が溶け出し重厚さ(特に辛さ)を増してゆく。若干お酢が入っている。 麺は縮れで中細。平べったく不揃い。ともすれば自家製麺では?と思える印象。ホクホクッとした食感が独特。 具は先も述べた辛肉味噌、ニラがトッピング。辛肉味噌は鶏挽肉、唐辛子、ニンニク、香辛料等を煮込みラー油を絡めたと思われるもの。これが“台湾ラーメン”たらしめる具材となっているらしい(実際の台湾ラーメンは名古屋発で、また違う製法なのだが…)。 ともあれ、この内容でこの値段というのはコストパフォーマンスが高い。チャーハン480円、餃子280円など他のメニューも安価なものが多い。 最近、店員さんが中国台湾系で、『セットメニュー680円』を謳ったこの手のお店があっちこっちに出てきたが根っこは一緒なのかな?興味がある。 '10/07/08
金曜日
善屋 甲府市善光寺2-3-12

定休日:火曜日
第三月曜日(連休)

駐車場:店前4台と北側に数台

中華そば
580円
今年(2009年時)に入って出来たと思われる店。道からは駐車場の分奥まっているが赤い看板がよく目立つ。店内は明るく衛生的。白い壁と落ち着いた色のカウンターがコントラストをなしていて大人っぽい。カウンターと小上りで20人以上収容可。カウンターはコンパクトにコの字型になっている。14時近くに入店。店主とおばあちゃんで営業中。常連さんと思しきサラリーマンが2人居た。後に老婆が一人来店。 中華そばを注文。 スープは琥珀色でやや濁。豚骨出汁と思われる。野菜の甘味といい塩梅の塩加減が調和している。ほんのりコショウが効いている。 麺は中細縮れ。やや硬い茹で加減。 具は、チャーシュー2枚、シナチク、ノリ、刻みネギ。チャーシューはロース。醤油がよく染み込んでいる。全体的にバランスの取れたラーメンだと思う。善光寺前…最近あまり通らなくなったが(学生時代は通学路だったが)ゼヒまた訪れてみたいお店の一つだ。
[記事が古いので内容にご注意願います]
'09/08/22
土曜日
こんの 甲府市朝日1-1-9

定休日:日曜日

駐車場:店の裏に2台

ラーメン
500円
最近出来たと思われるお店。よく通るのだが見落としていた。店内はカウンターのみ9席。 スープはあっさり醤油味。茶褐色でやや濁。豚骨出汁。ショウガ、シイタケの風味もした。かなり塩分を抑えてある為か微妙な風味が楽しめる。麺は太さ中、平べったい。縮れ弱。チュルチュルとした食感。弾力のある噛み応え。 具は、チャーシュー2枚、シナチク、ノリ、刻みネギ。チャーシューは切る箇所にもよるが(つまり運)当たりの時はやたら大きく得した気分。ロースの部分でしっとり軟らかい食感。 ぺろッとスープまで頂きました。丁寧に作り込んであるな、と感じた。もう少し味に奥行きが出ると更に良くなるだろう。店主はROCK好きなのだろう。店内にはそれと分かるアイテムがさり気なく飾り付けられている。これから注目していきたいお店。
[記事が古いので内容にご注意願います]
'06/09/30
水曜日

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